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『恋文の技術』を読んだ。森見登美彦

豊橋市の図書館に朝から昼過ぎまで居座って、昼寝中のおじさんの隣で読みました。図書館の客層は病院の待合室と同じです。

愛知県豊橋市・豊川市・新城市の美容室【LE-PLA BEAU(ルプラ・ボウ)】の新城店“Beret(ベレ)”店長兼トップスタイリストの堀毛です。

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《『恋文の技術』森見登美彦》

先日、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』をご紹介しましたが、またまた森見登美彦さんです。この方の文体が最近すごく面白くてついつい見つけると手に取ってしまいます。独特な文体でしょうもない不思議なストーリーなんです(失礼しました)。

今回は『恋文の技術』という小説。ぼくは今までいくつの小説を読んできたのかわかりませんが(まあ、大した数ではないんです)、今まで読んだ小説には珍しいスタイルの小説でした。最初から最後まで、短くて1ページ未満から長くて4ページぐらいの手紙形式で書かれています。ひたすらに主人公の大学院生の男が手紙を書いていくんです(この主人公がまたしょうもない男です)。

タイトルが『恋文の技術』というだけあって、主人公の男は現実逃避の方法として、というか妄想として文通スキルを鍛えようと努力するのです。文通武者修行です。大学院生としてやるべき研究をおそろかにしながら、しこたま手紙を書き続けた半年間が描かれています。

読み始めて数ページすると、まさかこのスタイルで最後までいくのか?と思いますが、きっちり手紙スタイルで最後まで完結しています。人によってはちょっとくどいかもしれませんね。ぼくは読み終わっても、もっと読みたかったなぁと思えるぐらい楽しみましたが。

すごく面白いところは、文通相手からの返事は書かれていないのです。主人公からの手紙しか書かれていないのですが、その内容から手紙の向こう側でどんな人物たちがストーリーを進めているのかがかなりリアルに想像できてしまうのです。こんな小説の書き方もあるんだなぁ、ととても楽しめました。

ライトなエンタメ小説ですので、ちょっとニヤニヤしたい時にオススメです。

《手紙というツール》

メールや電話(今ではLINE)などがまだ普及する前の連絡手段は、手紙しかありませんでした。ぼくが生まれたころには電話があり、ぼくが他人と連絡をとる年頃にはメールがすでにありました。ですから、手紙を書くという行為はほどんど経験していません。年賀状ぐらいでしょうか。女の子たちは手紙の交換をしていて先生に怒られていた記憶がありますが、男は手紙なんて書きませんでした。

そして、大人になった今では、手紙を書くことなんて皆無。年賀状すら最近はサボってしまっているという有様です。しかし、仕事でお客様にハガキは出しています。これだけはコツコツやっています。

メールが一番簡単。でもやはり手書きでしか伝わらない何かは必ずあると思っていますので、ご来店いただいたお客様には感謝の気持ちを記しています。どうせ送るなら喜んでもらいたいですからね。手書きの文章をもらうのは、案外嬉しいはず(多分)。

主人公が、マシマロみたいな友人や大魔王のような大学の先輩、見どころのある教え子(家庭教師してた)、森見登美彦氏(著者自身が登場する)、本質をつき過ぎる妹などと、能登半島での孤独と研究の捗らない現実から逃避するために文通をするのです。これがメールだったらちょっと違う。手紙というツールのタイムラグが大切なんだと思います。

手紙を書くために費やす時間、ポストに投函するための時間、相手に届くまでの時間、相手が手紙を開き読むための時間。この時間があることによって、書き手は気持ちを込めることができるし、読み手も気持ちを汲み取ることができるのでしょう。

この小説で主人公の最終的な目標は、意中の人を恋文で落とすこと。しかし、そんなに上手いことはいきません。この主人公のダメっぶりはなかなかのものなので。

手紙の内容も大切だけど、結局は本人の人間力でしかないのだということがこの本には書かれているわけです。これは間違いないでしょう。ぼくたち美容師もハガキを書いたりしますが、まずはハガキよりもカットですからね。

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《恋文の技術で意中の人を振り向かせることはできるのか?》

恋文を書いたことのある人がどのぐらいいるのでしょうか?

この本の中で主人公は、恋文代行事業を始めてぼろ儲けしようと企むのですが、需要はあるのでしょうか。本気で恋文でなんとかしてやろうと考える人がたくさんいれば、新しい市場を開拓できるかも知れませんね。

『恋文の技術』の中には9つの心得が記されています。自力で恋文を書き、意中の人をなんとかしてやろうとお考えの方、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.大言壮語しない。
2.卑屈にならない。
3.固くならない。
4.阿保に暴露しない。
5.賢いふりをしない。
6.おっぱいにこだわらない。
7.詩人を気取らない。
8.褒め過ぎない。
9.恋文を書こうとしない。

以上、9つが主人公が半年の恋文武者修行にて生み出した心得です。意味の分からない心得も混じっていますが、この小説を読んでいただければ理解できるかと思います。

結局、思ったことを素直に丁寧に書くしかないということです。無理せず自分のありのままを伝えるのです。

それからこの小説とは全く関係ありませんが、ブルーハーツの『ラブレター』という曲がぼくは好きです。

読んでいただきありがとうございました。

新城市の田舎美容室ベレの堀毛でした(プロフィールもぜひ)。

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堀毛 翔太

ルプラ・ガーデン   堀毛 翔太

ルプラ・ボウの教育ディレクターをやっています。
1988年生まれの男。名古屋出身。
本、映画、旅行、野球、植物が好きです。
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